たまたまタケダ(武田薬品工業)のWebを見ていて、グループ一覧を見ているうちに、武田食品工業のWebサイトに移った。「C1000タケダ」シリーズのメーカーであり、古くは「プラッシー」なんてのもあった。「プラッシー」はまた別の機会に書こうと思うのだが、そんな武田食品のラインナップの中に懐かしい名前があった。うまみ調味料の「「いの一番」」。「味の素」と同じ、グルタミン酸をベースにした調味料で、先行する「味の素」を追撃するような赤いパッケージ。ただ、後発の強みでプラスαの成分があるようだ。
そのロゴをみた瞬間に思い出したのが
「かつおぶしのかー、しいたけのしー、こんぶのこー」
というCMソング。実のところ、Webを見るまで、ずっと勘違いしていた。「かっしこいーのか」だと!!
たぶん、「か、し、こ」というキーワードから「賢い」を想像したんだろうと思う。
今にして思えば、鰹節も椎茸も昆布も、調味料が出来る前ならばあたりまえに使われていたダシを取るもの。それらがあの白い粉に混ざっていて手間がない、ということであったのだろうが椎茸の嫌いな私はあまり好きになれない(といっても味はほとんどしないのだが)。
それよりも、CMはわざわざ「か、し、こ」と言っているが、『いのいちばん』というネーミングには何にもかかっていない。大人になっても疑問は晴れない(笑)
ネーミングからして「一番最初」を意味する「いの一番」である。『いろはのい』、が語源だったと思うのだが、どうしていの一番なのか、何はさておき料理において必要だという意味なのか・・・と思ったらイノシン酸のイノ、らしい。
それが鰹節や椎茸や昆布のうま味成分、らしい。「味の素」より付加価値があるんだよということだろう。よくよく調べてみると、味の素製品の「ハイミー」は「いの一番」のカウンター製品なんだそうだ。
ごくごく子供の頃は、母は「味の素」と「ハイミー」を使い分けていたようだ。赤い「味の素」、オレンジの「ハイミー」、そして水色の「アジシオ」という、味の素の同じ形の色違いの瓶が揃っていたように記憶しているが、気がつけば「ハイミー」がなくなっていた。たぶん母には使いこなせなかったのだろう。確か、親戚の家では「いの一番」の缶を見た記憶もあるが、定かではない。うちで使っていなかったのは、母の買い物経路では売ってなかったのかもしれない。
それにしても、本当に近頃見かけなくなったものだ。米穀店を流通経路に持っていた武田食品だけに、米屋に行けばあるのかもしれないが、店頭でも気がつかない。それ以上に、コマーシャルがないが・・・
そっか・・・
「かっつおぶしのかー、しいぃたけぇのしー、こぉーんぶのこ」
かあ(笑)いかん、また頭にCMソングが居座った。。。
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