2008.01.04

イクイップメントの寿命

スポーツのルールは、競技を成立させるためだけに存在するものではない。プレイヤーの安全を確保するために存在するルールもある。

例えば反則行為は不公正を廃すると同時に、ゲーム中のアクシデントによるプレイヤーの負傷を防止するためでもある。

ホッケーではイクイップメントの規定に関するルールも少なくない。得点が入りやすくすることを目的とするサイズの変更もあれば、より安全性を高めるための構造の規定もある。

プレイヤーにとっては、余計なものを身に付けることは面倒であったり、やりにくさを感じるところがある。また、ルーズに着崩すプレイヤーに若いプレイヤーは憧れるものでもある。しかし、安全を確保するためのルールなので、特に全日本級の大会ともなるとチェックが厳しい。デパ子でも毎回注意を受けるプレイヤーがいる。

注意される理由を納得してないからなんだろうな・・・と思う。事実、憧れの対象になるプレイヤーの中では、ルーズに防具をつけている人もいるし。でも、それは当人のオウンリスクであると同時に、リスクを回避するだけの動作が身についているから怪我をしていないという理由もある。特にデパはメンバーが少ないのでDFもFWもオンアイスの時間が長い。だからこそ正しい道具の使い方で身を守って欲しいものである。

道具をちゃんと装備していても、道具は劣化してくる。特にプラスチック製品の場合は形はそのままでも材質の劣化が起こるケースがある。ホッケーの場合でいうと、ヘルメットが一番その危険性がある。

ヘルメットは、その帽体が衝撃を受け止めることで頭部を守るように作られている。しかし、度々強い衝撃を受けたりすると、割れる危険性もある。オートバイのヘルメットなど、変形などしていなくとも転倒時に衝撃を吸収しているため、転倒前と同じ性能は保てないという。

スキーブーツも足を保護する役割をもっている。ところが競技中は冷たい氷に触れていて、その後暖かい部屋で乾燥させたりするので材質が痛みやすい。

おまけに90年代以降のブーツはカラフルになっているが、その着色のための材料が劣化しやすかったりする。最悪使用中にブーツが割れる、なんてこともある。この時代のブーツの場合、使用しているうちに艶がなくなり、粉をふいたような感じになる。

実はホッケーのヘルメットも同じ。黒だとわかりにくいのだが、材質の艶がなくなってきたり、色が褪せてきたら危険信号だと思っていい。ちなみに・・・白の場合、ちょっと茶色くなってきたな・・・というのは単なる汚れではない。

スケーティングしていて転倒した場合の衝撃は大したことはないが、パックがヘルメットを直撃することもホッケーでは少なくない。

さらに、ここ数年で帽体のデザインもよくなり、また軽量で性能のよいものも出てきている。ケチらずにヘルメットは買い替えを勧めている。

が・・・なんせ合わないとどうしようもない。ここ数年でホッケーのイクイップメントブランドも吸収・統合が相次ぎデザインも大きく変わっている。

とにかく、ショップでいろいろなメーカー、いろいろなモデルを試すことが大事。

・・・ってわかってるんだけどね。本当に合うモデルが限られる頭の形は大変なんだよ。。。

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2007.12.19

球は嫌いだ

会社の担当の忘年会・・・なのだが、うちは車通勤の人が多いので、お酒は極力、避ける。

で・・・浮上したのが

ボーリング大会!

球技はゴルフからボーリングまで、硬かろうが軟らかかろうが、大きかろうが小さかろうが

とにかく苦手だ!

ましてやレーン単位や担当単位なんてやられた日には・・・申し訳が立たない。

だからそういう行事はパスするのが基本なのだが、今回は個人戦ということなので付き合いもあるので出席した。

案の定、スコアが伸びない。つーか、どうしてこうも良くないんだよ(怒)

まあ、お留守番してくれたツレにお土産を持って帰れたのでよしとするか。

明日、変なところが痛いに違いない。

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2007.12.13

勝負の分け目

TOYOTAプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップジャパン2007準決勝、レッズVSACミラン戦。

・・・やっぱりミランのスーパースターはすごい。カカの突破力、そして危うい姿勢から的確に左足を合わせたセードルフの技術。この2人とインザーギ。最後までとにかくチャンスメイクをしていた。決勝のボカ・ジュニアーズ戦には恐らくはロナウドも出場することだろう。

しかし、日本最強のサポーターを含むレッズも負けちゃいなかった。確かにゴールチャンスは少なく、無理なシュートは決めようもなかったかもしれない。でも、ワールドカップ上位国の現役代表を数多く抱える名門相手に、よく守ってくれたと思う。

ミランと対戦するボカ・ジュニアーズの準決勝戦の相手であったエトワール・サヘルはチュニジアのクラブ。アフリカのクラブの知名度は日本ではまったくないが、過去のFIFAワールドカップでアフリカ勢が上位に食い込んできたのは、やはり持ち前の身体能力の高さもあったように思われる。ボカにしても1-0。今日のレッズと同じく少ない特典のチャンスを生かしたチームが勝利を得られる。

今日のチームスポーツの多くは、いかに多くの得点するかではなく、いかに失点せずに自陣のチャンスを得るか、である(NBAやNHLのような、ショースポーツとしてのアメリカのプロスポーツの場合は別だが)。そうした意味でエトワール・サヘルもレッズもしっかりとしたゲーム展開をしていた。

否、あれほどの攻勢を本当にレッズはしのいだものだ。もともとレッズはディフェンシブなカラーのチームであるとはいえ。

そしてレッズがAFCを勝ち、アジアクラブチャンピオンの座を得たのは、そのチャンスに的確に得点できるシステムが機能したことであり、天皇杯での敗戦、そしてJ1の今期優勝を逃したのはチーム(及びディレクターとプレイヤー)のコミュニケーションができなかった事による機能不全である。

それはレッズだけの問題じゃない。サッカー日本代表が常々指摘されてきたことであり、アイスホッケー日本代表がそうであり、そしてスレッジホッケー日本代表がずっと克服できないでいる「癖」であろう。

我らがデパも然り、古巣・アイスバーンズもまた・・・

それは一体何なのか。何故なのか。

自分達がプレイをしてるわけじゃない。だから偉そうなことはいえない。

でも、いつも思うジレンマ、いつも感じる苛立ち。

その時に得点できたものが勝者であり、できなかったものが敗者。

冷酷で、もっとも明確な、唯一の答え。

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2005.09.01

夏がおわった

例年は、アイススレッジホッケー東京大会の終了をもって『夏もおわりだなあ』と感じる。開催前日に機材を搬入すると、もうあたりはすっかり暗くなり、トラックのライトをつけてレンタカーやへ戻る。ところが今年は第1回大会以来久々の9月開催。暦の上でももう秋になる。晩夏ではなく、早秋。

阪神タイガースは夏の甲子園の間、「死のロード」と呼ばれる地方試合が続くことで知られるが、実は巨人にも同じことがある。社会人野球の都市対抗野球の開催である。この時期、うちの職場の近くの道には、全国から集まる応援団のバスが停まっている。

実はその都市対抗野球には自分の会社も出場している。おととしは仕事が比較的穏やかだったのと、暇を持て余し休日の試合までも見に行っていたのだが、去年は初戦が昼間の試合で、そこで敗退。ま、忙しくて行くどころではなかったと思うが。ようやく仕事が早く終わった夜に今年は観戦することができた。

今年は好調で優勝候補の一角とまで言われていたのだが、残念ながらこの試合で敗退。相手のチームは優勝実績もあるし、会社の不祥事で休部したりして、何が何でも負けられないという気合も感じられた。ジャッジが翻りホームランが取り消される不運もあったらしい。それでもよくやってくれたと思う。秋は大阪での全日本選手権もある。このままがんばってほしいものだ。

会社をあげてのお祭り騒ぎも終わった。これで文字通り夏が終わる。今日からディパーチャーズは練習開始。アイスバーンズは週末に主催大会であるISH東京大会。秋も暇ではいられない。

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2004.02.23

ブーイング

2006年のFIFAワールドカップドイツ大会の地区予選が始まった。昨年のイラク紛争に伴うテロの懸念から開催が遅れていたものである。今年はオリンピックイヤーとも重なり、若手選手にとっては忙しい日々となる。

前回、韓国との共同開催に伴い出場権を獲得した日本。韓国には一歩及ばなかったとはいえ、ベスト16入りという素晴らしい結果となったのは恐らくずっと記憶に残ることだろう。

次の大会、今回は予選から勝ち進んでいかなければならない。ドーハの悲劇から早10年。日本のサッカーレベルは着実に向上したとはいえ、ライバル各国も歩みを止めているわけではない。むしろ競争は激しさを増すばかりである。

さて、そのワールドカップ予選。地区リーグのさらにグループ分けされたチーム同士がホーム・アンド・アウェー方式で戦う一次予選が始まった。今回、日本チームが戦う相手はインド、シンガポール、そしてオマーン。いずれもFIFAランクでは日本よりも格下の成績であるとはいえ、こればかりはわからない。特に中東各国のホームゲームはなりふりかまわぬ妨害ぶりが伝えられているだけに、ホームでのオマーン戦は絶対に勝たなければならない試合だった。

結果として試合は後半ロスタイムに久保のシュートが決まり1対0。ドローの場合アウェーチームにも勝ち点がついてしまうし、日本がアウェーとなる敵地での戦いは試合以外の要素が絡み合う。だからこそ初戦は勝利が求められた。ピッチには相当の重圧がかかっていたと想像する。

実はこの試合、後半の終盤しかテレビで観戦することはできなかった。俊輔のシュートが外れ、またも「勝てないジーコジャパン」なのかと思いかけたところでの久保の一撃。10年前、安心してトイレに行っている間に最悪の状況に陥ったドーハから考えると非常に喜ばしい。選手たちは90分、最後まで攻め続けた。緊張はホイッスルが鳴り響くまで続いていたことだろう。

それだけ精神的にも厳しい戦いであり、楽勝ではなかったと思う。しかし、前半戦の0-0の展開では、ハーフタイム中にスタンドからブーイングが出ても仕方ないだろう。

そのブーイングについて主将の中田(英)は「あれはヒドイ」と嘆いたという。ホームなんだから観客は盛り上げなければならないのに、というのだ。それを聞いたキャプテン川渕も同調しているという。

しかし、観客の立場からすればその発言に強い違和感を感じずにいられない。確かにブーイングというのは選手たちにとって辛い反応ではある。心無いサポーターの行動かもしれない。しかしながら、サポーターだからこそ、ピッチとともにあるという気持ちがあるからこその反応ではなかったか。ブーイングされないプレイをできていたのだろうか。

どうせアウェーで苦渋をなめるのだから、ホームくらい楽させろ、という意志が感じる中田のコメント。彼はイタリアで何度もブーイングを浴びてきているはずだ。その意味、観客の熱を知らぬわけがない。流暢にイタリア語でコメントできるほどに地元に溶け込んだ彼だけに、今回のコメントは日本のサポーターをなめていると感じずにはいられなかった。

今回の日本フル代表の大半が若い世代であり、大舞台の経験が少ないというのはわかるし、ベテランとしてチームを引っ張る彼だからこそ、仲間をかばったということもあるのだろう。しかし、ホームの怒号程度でおじけつくようでは、アウェーでは本領を発揮することなど到底出来ないのではないだろうか。その甘え感が非常に気になる。

他の競技ならいざ知らず、草競技も含めてプレイヤー人口の多いサッカーだけに、純然たる素人は少ない。単なるお客さんではなく、様々な思いをめぐらせながらスタンドに集まる6万人もの観客たち。彼らが「簡単に勝てると思う甘い考えが怖い」という中田のコメントもわからんではない。事実、あの朝の生放送で、有名キャスターははしゃいで大勝を明言していた(彼がはしゃいだときによいことは起こらないという気もする)。確かに、楽勝感はあったかもしれない。

私は、これまでのジーコジャパンの戦績を考えると決して楽な戦いではないと思っていた。ブーイングをしたサポーターたちも、決して楽勝なはずなのにふがいない、という理由でブーイングをしたのではないと思う。厳しいからこそ、さらにレベルの高い戦いをして欲しい、そういう意味でのブーイングではなかったかと思う。本当にピッチのプレイヤーたちを同じレベルで応援しているからこそのブーイングだったのだと。

それを中田や川渕が認めないというのなら、彼らにとってサポーターとは何なのか。みこしのようにシャンシャンと自分たちの意のままに金を落としてくれればいいとでも言うのだろうか。それは普及でもなんでもない。意志のある応援ができないようなにわかサポーターのほうが嬉しいのだろうか。持ち上げられて気持ちいいのだろうか。

真のサポーターの声を受け止め、プレイで返すことのできないような選手なら、日の丸の必要はないんじゃないか。仮にも日本代表である。日本のサッカー界のトップなのである。だから彼らは日の丸を背負うことができたのである。そして、その支えるのは自分だけではない。代表になれなかったチームメイト、スタッフ、そして数知れぬ多くの観客の後押しがあってなのだということを、彼らには思い出して欲しい。

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