#33の次期愛車のチョイスも大詰めを迎えた。保険屋交渉をディーラーの営業さんが強力にプッシュしてくださり、金額的には御の字の回答を得る事ができた。どうせフォレスターは手放すつもりだったし、全損扱いということでスッキリと次の車に移ることができる。
となると次の車だが、そこまでディーラーにお世話になった以上、他店で買うというわけにもいかない。#33も気に入っている?らしいスバルの車種に絞ることになる。
#33はホッケーを始めた時にスターレットからフォレスターに乗り換えた。今回は荷室の広いレガシィB4という選択も考えていたようだが、我が家にはすでにターボのRSKもあるので同じ車はいらない(車の良さは自らチョイスした車だから太鼓判だが)。フォレスターは案外中古で人気が高いらしく、値段が落ちない。さすがに、前の車と同じものでは変な気分もするし。#33の運転スタイルではターボはちょっとオーバーパワーでもある。となると選択肢は1.5lのインプレッサスポーツワゴンか、2.0lノンターボのレガシィということになる。
ホッケー屋は他のスポーツと比べ馬鹿でかい防具バックと長尺のスティックという荷物が不可欠であるから、余裕のある荷室は必須。あと一月もすればホームリンクの伊香保までの道は凍結を始めるから四駆とABSも必須。しかも、その伊香保の山道はカーブがきつく切り立った崖もあるし、実家へ帰るのに碓氷バイパスを越える、おまけに高速を使って東京のリンクにも出かけるから軽自動車も不安。普通の女性ドライバー、あるいは家庭のセカンドカーの求める要件とは全く違うのだ。
スバルといえばAWD、というのは車好き、スバリストの発想であって、女性や家庭人にとっては燃費に影響する四駆は敬遠される傾向にあるらしい。特にインプの1.5lはスポーティで売るスバルの、唯一の二駆モデルであるから、必然的に売れるのはそちららしい。車好きならWRXを選ぶだろうし、レガシィを買う。それがスバルのビジネスモデルなのだし。
個人的には先代レガシィ(BH5)のGT-B、250T-Bが買えなくてB4(BE5)のRSKにした、というほどレガシィワゴンへの思い入れが強いワタシ#87。BHのピュアホワイト・TXの出物があるので、実はそちらに惹かれてしまったのだが、2.5lのプレサージュ(あるいは2.0l、ターボ・ハイオクのRSK)、そして#33の車の2台を維持する事になるであろう来年以降のことを考えると悩ましい。
RSKよりはホイールの径も小さいし扁平率も普通、しかもレギュラー燃料であることを考えればどうってことないし、フォレスターが健在だったらそれのオモリをしなければならなかったのだから。ターボの爆発的な加速はないが、高速での3名乗車(しかも防具2セット)でも談合坂で余裕の加速が可能だったTS-Rのフィーリングを考えれば、伊香保の山も楽に登れるだろう。ここ1月、さんざんキャプテンにお世話になった#33だが、レガシィだったら二人、いや三人のっても大、丈夫!?(byイナバ物置)でも、フォレスターでも余しぎみだった#33である。幅は狭いが長さがさらにあるレガシィで大丈夫だろうか?という心配もある。
インプレッサはトヨタでいうところのカローラからアリオンまでをカバーする車格ということになる。トヨタにはこの下にヴィッツ系があり、日産にはマーチ系、マツダでもデミオ系、ホンダはフィットがある。しかし、スバルだとインプの下は軽自動車、それも古参のプレオか鋭すぎるR1/R2である。他の軽自動車メーカーのように何種類もラインナップがあるわけでもない。
スバルのモノコックは非常によくできているし、ベースが航空機会社だからその辺はお手の物だが、やはりワゴンは剛性を稼ぐために重たい。しかも看板車種であるWRXのパワーに対応するために、がっしりしているという感じがある。その車を100馬力のSOHCエンジンであがる・・・ちょっともたつくような気もしていた。新車で同じグレードを買った某選手も「ベタ踏みだよー、キツイよ」と脅してくれた。
実のところ、最近日産キューブのE-4WDというのが気になって仕方ない。当初は1.3lのエンジンでは重かろうとタカをくくっていたのだが、案外悪くない。あるいはまだまだ新車だがマツダベリーサ。この辺の2ボックスの1.5lというあたりがセカンドカーとしてはちょうどよいか、なんて思ったのだが、#33はお好みではない。#33の選択眼は同じセグメントだとホンダフィットか日産マーチ・・・これまた人気車種で値落ちしない。もっとも、ディーラーさんの大奮闘で他社という選択肢は二人とも諦めていたのだが、ちょうどこの辺の車がスバルにはないのである。
ということで、どっちつかずではあるのだが、ワタシのプレサージュもあるし、いざとなればRSKだってスタッドレスを持っている。どうしても気にいらなければそれで登ればよいか、と考えたらインプでいいや、という風に思えてきた。ボディカラーの赤が#33は気に入らないようだが、ワタシは赤い車は早そうに見えるから好きだし、プレサージュも赤。しかも、レガシィ顔ということでレガシィの限定モデル「ブリッツェン」を彷彿させるではないか(笑)
一度使ってしまうと手放せないHIDランプとドライビングランプもついているし、とりあえずオーディオも普通の音(悪くは無い)だった。15インチのアルミホイールだし、何より純正のPOTENZA RE88もまだまだ山がある(爆)おまけに履歴を辿ればディーラー自身が使っていた社用車ということで、手入れも万全、エンジンルームもきれいそのもの。悪い車ではなかった。お買い得である・・・というのが現時点のワタシの結論。
もっとも、現時点では購入者、そして所有者は#33。どっちを選んでも一緒に維持する覚悟はできている。
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