#33の次期愛車の書類を持って伊勢崎のディーラーまで行って、それから前橋市・・・というか旧宮城村にあるドイツ村、クローネンベルクに行ってきた。#33が学生時代からお世話になっている尺八のアーチスト、おのPさんがここの野外音楽ステージでピアノの人と演奏をするというので、ぜひ聴きにいってみようということになったのだ。
なんでまた群馬の山の中にドイツなんだろ・・・という疑問はあえてせずにでかけた。しかもこのドイツ村、なぜかニュージーランド生まれのZORBという、巨大なビニール風船の中に入って坂を転がり落ちるという謎のアトラクションが関東で唯一できる場所でもある。ネスレ「AERO」のコマーシャルで「FUJIWARA」がやっていたもの。あるいは「気分は上々」の旅ネタでウッチャンの地元の公園でやってると紹介されたもので、一度乗ってみたいとは思うものなんであるが、今朝は腰の具合も今ひとつだったのでやめた。
で、田舎道(愛車のDVDナビは裏道思考?)を走って、家畜のにおいのする駐車場に到着。国道側からはポルシェ356レプリカのお兄さんが同着。駐車場にはなぜか職場最上の某お客様の営業車が何台も止まってる・・・のは見過ごすとして、フォルクスワーゲンType2、いわゆるBUSが何台か止まってるではないか。これはなんだろ・・・と思うと#33が「ワーゲンのイベントやってるって」という。あらま、オフ会でしたか!
20年来のVWファン、そして25年以上BUSの隠れファンをやってる私にはもちろんなじみのクラブ、KdF of JAPANが主催するミーティング”VW MEETING HOT BUG XIV”に遭遇してしまったのである。なんでクローネンベルクでVW・・・と考えてそういやVWはドイツ車だった(汗)と気が付いた。自分にとってドイツは工業国、旧西ドイツでもミュンヘンやら西ベルリンやらという印象で、いわゆる高原・牧場という認識が欠落していたのである(笑)
さすがに天候も今ひとつだったせいか、超初期モデルであるスプリットウィンドウ車はなかったものの、憧れのオーバルウィンドウ、そして新旧Type2を何台も見ることができた。特に、シングルキャブのピックアップは絵でしか見たことがない珍車だと思う。
頭の中はVWでいっぱいいっぱいになりつつも、コンサートのほうもはじまってしまうので慌てて会場へ向かう。おのPさんはオリジナルの楽曲を作られているのだが、今日はそれ以外もやるらしい。もちろん伝統的な奏法も聞かせてくれた。
尺八という楽器は、なぜだか田舎の床の間の影に転がっていて、以前一度吹いてみたのだがうまく音がでなかった。リードがあるわけでもないし、マウスピースがあるわけでもない。唇の加減で変わるだけに難しい。それが出るだけでもたいしたものだと思うが、新しい音楽づくりをされるアーチストというのは本当にすごいものだ。
伝統的な奏法は聴き応えがある。和楽器というのは伴奏ではなく主役として主旋律を担当するケースが多く、尺八も例外じゃない。だから印象にのこるものなのだが、アンサンブルも面白い志向だと思った。何よりも五線譜の楽曲の演奏時の奏法による音が、クラリネットのハイキーに近いことに感銘をうけた。考えてみれば材質こそ異なれサイズも近い木管楽器。あたりまえといえばあたりまえなのだが。ピアノに限らずジャズ系の楽曲にぴったりな音だなと感じたところ。ピアノに限らずいろいろやられているそうなんで、また聴いてみたいものだ。
なんだかまとまりつかない話になってしまった・・・
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