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2010.11.30

「アイシテルの言葉/斜め45度」中嶋ユキノ with 向谷倶楽部

先日、高崎サティで「デュエットソングのマエストロ」KGと共にインストアライブに登場した中嶋ユキノというシンガーがいる。

彼女のことはこの夏USTREAMで知った。ピアノの弾き語りスタイルで毎週歌っているし、菅原紗由理、May’n、伊藤由奈等へ歌詞を提供している。また、川島あいのコーラスにも参加するなど、キャリアを重ねているヒトらしかった。

私自身、鍵盤好き(弾きとは言えまい、最早)なのでひかれるものはあったのだが、いわゆるデビュー(日本の音楽界・芸能界ではレコードが出た時点を「デビュー」とする商習慣が残っている)ソング・・・のデモの完成度が高いったらありゃしない。

なんせ、日本テツ界随一の実力者・・・じゃない、世界で一番iPadで素敵な演奏をする・・・でもないっ、日本を代表するフュージョングループ「カシオペア」のスーパーMC兼グレイテストキーボード、向谷実と、森高千里他、日本のポップミュージシャンを発掘してきた斉藤英夫の二人が真剣にサポートしているのだ。

そもそも、彼女のUST配信の際、向谷さんがコメントしてきたのが発端だったらしい。「かわいい子がピアノ弾きながら歌ってますよ」向谷さんのタイムラインに流れ込んできた「美女センサー」に興味を持ったところが、「お宝発見!」ということで(向谷さんの口癖『タイムラインは宝の山』)、これまでUSTREAMで2度の公開デモテイク収録をして、11月27日、28日にこれまた全面可視化状態で本レコーディング。

今朝6時にトラックダウンを終え、夕方にはiTunes、e-OnkyoなどでDLが開始されるという、ものすごいスピード展開(これまた向谷さん曰く『産地直送』)。

二日間の強行レコーディングに参加したミュージシャンがまたすごい。向谷、斉藤両氏はもちろんのこと、ドラムスが島村英二、ベースはナルチョこと、カシオペアの僚友、鳴瀬喜博。サックスは二代目T-SQUAREサックスプレイヤーの宮崎隆睦、さらに新人のデビューでは今時贅沢な、クラッシャー木村Stringsによる生ストリングス。おまけ・・・というにはこれまたビックネーム、カシオペアのドラムスである神保彰もタンバリンで急遽参加・・・

それぞれがリーダーになる強力な面々!

編曲は向谷さんということになるが、といってもどうやらラフなものらしく、実際は各ミュージシャンがデモテイクを聞いてのインスピレーションによるプレイ。ナルチョも島村さんも、自己をアピールしつつ、他のパート(特にストリングス)を意識し、何より主役の中嶋ユキノの魅力をひき出す演奏。ストリングスも実に滑らかで、サビを演出している。感激のあまり、レコーディング中号泣するユキノさんの姿も見られた。

宮崎さん、というと近頃はアルトサックスの印象が強いけれど、本レコーディングでは当初はテナーサックスを出してきた(個人的には、テナーのしっとりしたテイクもすごく格好良いと思ったのだが、やっぱりアルトやソプラノサックスメインのご時勢、テナーは地味だったのかな)。

終盤、ミックスダウン、そしてマスタリングまで配信は続いた。レコーディングの時点から見ている側が自由に感想を書き込むこともOK。カシオペアファンも、鉄道ファンも、もちろん中島ユキノファンも、思い思いの感想をタイムラインに書き込み、それを見たスタジオ側も、時に臨機応変に変更する。

リスナーとミュージシャンが一体となったレコーディングが進み、忌憚ない意見が楽曲の完成度を高める。これが向谷倶楽部の「産地直送レコーディング」の特徴。

ああでもない、こうでもないという意見がタイムラインを飛び交う。吹奏楽とかやっていたり、ジャズ・フュージョンを知っている者、そしてライナーノーツを読む者からしたら「神々」の演奏である。どれも素敵な、もったいない音源。

私には畏れ多い・・・と思ったが、私もリスナーとしての自分の耳を信じ、二言、三言タイムラインに参加した。ただ、真剣に聞けば聴くほど、実際の配信、あるいはCDの音とUSTREAM経由の音にギャップがあることに気がつき、出来上がりを待つことにした。

そんなこんなで自分もちょっとだけ参加した気分になっているこの作品、予定通り現在iTunes、e-onkyoなどでダウンロード可能。

その前に、楽曲『アイシテルの言葉』のPVも今日の夕方、YouTubeで配信開始。向谷倶楽部部長代理、斉藤英夫さんから「ブログにはってね」という号令が出たので、まずはmixiにてご紹介。ぜひ聞いてみてください。よかったら、もう1曲、「斜め45度」もあります。

YouTube向谷倶楽部チャンネル


今晩、久々にiTunesStoreから楽曲を購入(基本的にパッケージがないとダメなヒトなので、DL購入はイレギュラー)。しかし、デモテイクや配信でずっと聴いてきた中嶋ユキノwith 向谷倶楽部の2曲。頭の中でヘビーローテーションに突入していたのだ。タイムラインから向谷実のピアノと中嶋ユキノのボーカルだけがフューチャーされた「piano & vocal ver.」も収録されることに。これがまたいい。


やはり、USTREAM経由で聴いた音と、出来上がった音の印象は違う。もちろん、私が寝た後の数時間のミックスダウン、そしてマスタリングを経た音なので、違うのは当然なのだが。

音楽を知っている人なら、このメンバーの演奏を楽しむという形でも充分堪能できるが、これほどの大物に負けない、大物を本気にさせる中嶋ユキノというボーカリストの力。Twitterのまだまだ発展途上の世界で終わらせてはいけないと思うわけだ。

ぜひ、いいなと思ったらお近くのラジオ局にリクエストしていただきたい。そして、ポチっとしていただけたら幸いです。損はさせません。

きっとあなたの頭の中でも、ヘビーローテーションで響き続くこと間違いなし!


また、レコーディングの模様はUSTREAM 向谷実チャンネルのアーカイブをご確認ください。

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2010.11.06

山下達郎 Performance 2010(2010/11/5・NHKホール)

10月の大宮に次いで、Performance 2010の2本目はNHKホールの追加公演。

FC先行があったわけでもないし、コネがあるわけでもない一般人スーパー手配師、K氏のおかげで、NHKホールも1F(左手のお客さんでした)にてじっくりと楽しみまして。

NHKホールには、もう何度行っているのだろう。通算で10回は超えていると思うんだけど・・・

初体験は子供の頃、「歌謡ホール」の公開放送。当時も今も、演歌系の歌手が多い火曜日20時(蛇足であるが後枠となる「歌謡コンサート」司会の小田切千アナウンサーは、我々のサークルの先輩である)、この日は松田聖子が出演、「黄色いさくらんぼ」を歌った(記憶では、この手の番組で、この回を含め2度ほど歌っているのではないかと思われる)。河合奈保子ファンの私が、奈保子を一度も見ていないのに、アンチだった松田聖子はなぜか生で見ている・・・レッツヤンは当たらなかったし、子供だったから仕方ない。

高校の時には全国高等学校放送コンテストの本選を見に行った。私事だが、高校3年の時に、個人アナウンス部門の東京都代表として同大会に出場している(ただし、予選落ち)。最上階の最後列から、全国のうまい高校生のアナウンスを聞いて、唸るしかなかった。

大学時代は渡辺美里や外タレのコンサート、そして山下達郎がNHKホールを東京の準フランチャイズとした12年間、ツアーの間に1度は渋谷に行っている。しかし・・・

これまですべて3F!今回初めての1F。柴田さんの前、小笠原君のプレイも堪能できる。目線は・・・佐々木久美さんの対角線上。

千秋楽が地方遠征となる近年の達郎ツアー、前ツアーは沖縄フィナーレ前のサンプラザ最終、今ツアーも八戸を前にしたNHK最終。

「実質的な千秋楽」、というご本人毎度の発言は、笑点・地方ロケにおけるこん平の定番「●●で生まれちゃーざー村で育った・・・」のようなリップサービスの面もあろうが、定席での公演の最終日、というのはやはりプレイヤーの気持ちも入っているようだ。終盤、咽がカレた、と苦しい場面もあったが、達っつあん自身の鳴りは今日もすばらしかった。

残るところあと1公演残しなので、ネタバレは最小限だが、今日は「実質的な千秋楽」らしくアンコールでは1曲追加となっていた。

それにしても・・・なぜに追加公演のファイナルが八戸?という謎は残る。まあ、本当に打ち上げ旅行を兼ねた面もあるようなので、今回は大間のマグロや八戸のイカを楽しまれるのではないか・・・というK氏の予測。

私は今ツアーのセトリの流れで八戸かなぁ・・・という気もしないでもないのだが、変に八戸を知りすぎているから故の邪推かもしれない。いずれにせよ、本当の千秋楽、八戸公演に行かれる方、メンバーのプレイは回を追うごとに良くなっているようですので、ぜひエンジョイしていただきたい。

一点だけ。山下達郎のツアーには1stキーボード、難波弘之のフェンダー・ローズ・スーツケース・ピアノが定番である。今回もスーツケースは健在なのだが、もう1台、達っつあん専用にRhodes Mk.7が置いてある。達っつあんは「フェンダー・ローズ」と呼んでいるが、厳密には現在のローズはフェンダー傘下ではないので、「ローズ」と呼ぶのが正しい。

何のことはない。達っつあん用の古いローズ(Stage Piano Mk.1かMk.2だろう)が壊れて、代替品がなかったのであの曲は弾けなかったというのだ。

確かに、1990年代のローズは、ローランドが電子的に模した「サンプリングキーボード」だった。90年代にはサンプリング技術は確立されているから、ほぼ忠実な音は再現できていると思う。ローランドの電子ピアノでも、打感はそれなりだと思うのだが・・・達っつあんは昔のローズの使用感じゃないと、その歌が歌えなくなってしまうのだと。

確かに、サンプリングキーボードでは、ローズが内部で共振する、あの音や、キーボードのタッチは再現できなかった。事実、「名ばかりのローランド・ローズ」の楽器としての評価は低い(だけど、中古市場で値落ちしないのは、やっぱりあの音は使いたいミュージシャンが多いということだろう)。

こじんまりとだが再建された新生ローズ社の第1号製品がMk.7。日本ではFenderUSAと同じく山野楽器がディストリビューションしており、すでにスキマスイッチの常田君なども使っている(彼のMk.7には「ShintaRhodes」というシャレが書いてある)のだが、達っつあんのモデルは日本導入第一号機だそうで。

これでずっと「あの曲」をステージで演奏できる、とご本人は仰るが・・・ローランドが余し、コルグやスタインウェイを抱えるヤマハは、かつての宿敵CPのメーカーであるわけで。楽器はどうにかなるかもしれないが、サポートは心配なところ。

「1980年代からなーんも進歩してません」とのご発言も今日はあったが、確かに・・・キーボーディスト目線でも、難波センセはグランドピアノとスーツケース・ピアノ、柴田さんもメインはハモンドで、ここぞという定番の音のためにオーバーハイムやDX7が登場する。一番新しいのがヤマハのMOTIF・・・(実際は裏にラックがあるんだと思うが)。

1980年代、TMNに代表される機材に囲まれるキーボーディストのステージを見慣れていた私にはさびしい面もあるが、事実90年代後半から、ステージのキーボードはシンプルな構成になっている。

それでも・・・DX7の音はDX7から鳴らさないと、やっぱり時の達郎のサウンド、にはならない。

逆をいうと、山下、難波、伊藤、土岐の4名が30年近く同じ楽器で同じ楽曲を演奏している。そして2ndキーボードも奏者は変われど、同じ機材、同じ音色で演奏している。

さらに、奏者は超一流。悪いはずはないのだよなぁ。

渋谷の街で演奏するストリートミュージシャンを見てK氏が呟く。「今日の客の耳は肥えてるから気をつけろ」。

20代、30代のお若い方が増え・・・親子で並んで達っつあんの演奏を聴いている姿も目立つような気がする。「自称若手」の我々だが、実は主客層である40代から50代のナイヤガラ世代の先輩方でも、「お若い方」でもない、中間層なのだ。

まあ・・・そうはいっても山下達郎がNHKホールを使い出したのと同時にツアーに(オーディエンスとして)参加させてもらっているわけだから、かれこれ12年?まあ、とりあえずベテランではあるんだな、たぶん。

最後に・・・大阪フェスティバルホールに続き、NHKホールにも建替え・改装の話がチラホラ聞こえだしているとのご発言。思えばNHKホールもまもなく築40年である。そろそろ、そういう声が出だしてもおかしくない。

近頃は公開生放送も少ないし、紅白歌合戦の存亡も危うい。NHKホールには芸人の血と汗と涙が染み込んでいると達っつあんはおっしゃる。

それだけではない。日本を代表するNHK交響楽団の主たる演奏場であり、日本有数のパイプオルガンの設置場所でもある。

とはいえ、フェスティバルホールも大阪フィルハーモニー交響楽団の本拠でありながら、大阪フィル自身の利用頻度も減り、ホールを維持することができなかった。

確かに、エントランスや1Fロビーは、少しすすけた印象もある。また、クラシックホールとしてのNHKホールの評価は低い(サントリーホールや東京芸術劇場などのクラシック専用ホールと比較しての話)が、NHKホールが汎用ホールの基準を引き上げ、レベルを高めてきたことは間違いないと思う。

「NHKホールまで壊される日にゃ、私ぁ暴れますぜ。」

間違いなく、数多くの名演が行われたホールの一つ。まだ暫くは大丈夫だろうが、NHK放送センター自体の老朽化・再開発の話もあるので、暢気にもしていられないだろう。

サンプラザも運営が安定していないし、パストラルや厚生年金はなくなった。イイノホールは改築後復活するが、日比谷公会堂こそ危ない・・・

JCBホールなど、新たなステージも登場してきたが・・・守るかどうかは所有者の決めることだが、利用者である我々も、無関心ではいられない。

達っつあんからフェスティバルホールクローズ時以上の大毒舌を聞きたくはないなあと思う次第。

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2010.11.02

USTREAMで世界のSAKAMOTOのライブが生で見られる、幸福<追伸あり>

坂本龍一が北米ツアーに回っている。

ふと彼は思ったらしい。このツアーをインターネットの映像配信サービス、「USTREAM」で配信したいと。

ちょうどシアトルには、Microsoftの副会長として、かつてビル・ゲイツの相棒を務めた古川亨さんがいらっしゃる。教授は古川さんに「中継やってくれない?」とツイート。古川さん、基本エンジニアであり、オタクだから張り切って準備に入った。

それを見ていたデジタルステージの平野社長。近頃はUSTREAMでコンテンツづくりの学校やったりしているけれど、基本的にコンテンツツールのメーカーの人なのだが、「うらやましいなぁ」とつぶやいた。それを見た古川さん「手伝ってよ!」

平野さんは仕事を半ば放り投げ(今まさに、オフィスの移転の最中だったりする)渡米を決意。かくして二人のインターネットエンジニアが手弁当で、世界のSAKAMOTOのピアノコンサートを生配信。

もちろん、ど素人じゃないからそれなりの機材は持っていらっしゃるが、あくまでもお互いの「手持ち」の機材で勝負。シアトルのホールにはネット環境などないそうだが、Mac Book ProとMac Book Air、そして日本の空港でがレンタルしたモバイルWi-Fiルーター(MiFi)で送られたその音と映像を、(日本時間では)日曜日のお昼時、世界中の9000名が見た。

このところ教授はライブの音源を(日本国内に限っては)速攻でi-Tunes Storeで配信(こちらはビジネスである・・・http://itunes.apple.com/jp/album/ryuichi-sakamoto-playing-piano/id400864371?ign-mpt=uo%3D4)しているが、「ライブ配信は一期一会」というキーワードで、アーカイブ(録画保存)はされていない。

たまたま、平野さんが、カシオペアの、そして近頃は鉄道オタクで有名な向谷実さんとお友達で、そういう関係性を知って平野さんもTwitterでフォローさせていただいていて、この経緯を聞いていたので間に合った、というところだ。

2度目のアンコールだったらしいのだが、「Merry Christmas,Mr.Lawrence」。世界のSAKAMOTOを決定付けた「戦メリ」のテーマソング、そして・・・

本人演奏+MIDIピアノによるYMO作品。中でもBehind The MaskはYMO作品の中でも昔から好きな曲の一つだが、震えがくる演奏。

日本におけるインターネットの歴史とリンクして社会人やってきたし、初期には何らかの形で(当時としては)画期的なイベントに(若手社員として)関わらせてもらった時期もある。

いろいろ「大人の事情」はあるけれども、どうやらUSTREAM級のプラットフォームならば、1万アクセスこようと、3G系のモバイル回線からの送信であっても、鑑賞に耐えられるというのは、今となっては稚拙で、無茶だった10数年前の配信と比べものにならない進化だ。

「テツ」で知られる古川さん、車で行ったほうが近いバンクーバーへ平野さんを付き合わせ、電車で移動して、「生世界の車窓から」を実施。途中切れ切れにはなっていたが、アムトラックが走る様を生中継。先日、SLで九州を回る番組をNHK-BSが放送したが、個人でやってしまうのだ。

#そのNHKの番組に出演した向谷さんを繋いだのが平野さんだというから、おかしな話。

いよいよ日本時間の明日11時半、バンクーバーから、もう一度だけ、坂本龍一のパフォーマンスが配信される。今回も古川&平野コンビ。これが終わると平野さんは急いで日本へ帰る。古川さんも後を追って帰ってくる。とにかくあわただしい。

が、目下最大の問題が、シアトルで頼りになったMiFi通信がバンクーバーでは使えないのだと。

何のことはない。アメリカからカナダに移動してしまったため、キャリアが変わってしまい「ローミング状態」なのだ(確か、最初はバンクーバーの配信や予定していなかったようにも思う)。だから、使い放題にならず、膨大な通信費が二人に降ってかかるハメになりかねないことに、頭を悩ませている。

サム・フルカワといえば北米でも相当有名な方だ。昔ほどではないけれども、IT関係では彼を知る人は少なくないはずだ。最近、Appleに抜かれたらしいが、それでも世界有数の企業であることには変わりがないMSのBoardだったのだから、お金も、それなりに持っているし、一声かければ回線くらいどうにかなりそうなものだ。

でも、彼らはあくまでも誰でも(ちょっとオタクじゃないと持っていないカメラはあるけれど)ちょっとがんばれは揃えられる機材を使い、一般人と同じ条件で配信をすることにこだわっている。だから今、旅先のバンクーバーながら、ショップで最小限の買い物で配信環境を整えようとしている。

一般人の感覚でこの世界的な出来事を完遂する。その気持ちが大事だし、ありがたい。

古川さんが会長を務めていた頃のMSKK(マイクロソフト日本法人)や私の勤務先は、ずいぶんといろいろな人にタカられてきた。

ITを広めたいんでしょ?ITってこんなにすごいんだっていうデモンストレーションでしょ?

そういう感じで、MSKKと私の勤務先は、ずいぶんといろいろな協賛やら寄付やら、投資を行ってきた。昔もYMOだか教授のライブ、あるいはいろいろな小学校を結んでの遠隔授業とか・

私が12年前にはじめてやった、とささやかな見栄を張っているテレビ電話多地点接続によるスレッジホッケーの通信中継だって、会社の金とサービス、機材、先輩の人件費があってはじめて実現できたのであって、個人では到底できなかった。

確かに10数年前は、キャリアなりプラットフォーム提供者がそういう物的支援を行って、ようやく何とか形になるような状況だった。個人で配信なんて、望んでもできなかった。

今は違う。パソコンと、ちょっとだけいいカメラとマイク、そして少し早いモバイル回線さえあれば、誰でも数千人、いや数万人の同じ興味を持つ人と同じ時間を共有できるのだ。

なぜならば、これはソーシャルコミュニケーションの実験だから、力ずくのやり方ではそぐわない。誰でもちょっとだけがんばれば実現できるということを、経験豊富な人たちが証明する作業に他ならないからだ。

USTREAMは会社から制限かけられているし、ガラケーでは受信できないので明日のオンエアは見られない。でも、無事に問題が解決できて、準備が揃うことを祈っている。

お時間がある方はぜひ、USTREAMに接続して、坂本龍一の鳥肌モノのプレイを楽しんでいただければと思う。

http://www.ustream.tv/channel/6117744#utm_campaign=unknown&utm_source=6117744&utm_medium=social

↑日本時間2010年11月6日、13時より、最後の公演・LAのライブもこのアドレスで配信ですよ!!

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